【PR企画】『日本占領期の学校図書館』出版記念のニコニコ生放送をやります。
どうも。今井です。
学会準備をしたり,色々まだ秘密の企画を動かしながら日々過ごしております。皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて,前ポストでお知らせしたように今井の単著『日本占領期の学校図書館』(勉誠出版)がいよいよ発売されました。書店のWebサイトで名前を検索したら自分の作品が出てくるのは,個人的な目標の一つだったので,とても嬉しいです。有り難うございます。
Amazonさんの方でも取り扱いがありまして,こちらは6月10日発売になっております。予約受付中です。
近所の書店で買うも良し,通販で買っていただくも良しでございます。どうぞよろしくお願いいたします。
さて,色々PRのために,何か変わったことができないかなと考えていたのですが,ちょうどある授業で口を滑らして*1,ニコニコ生放送で授業っぽいことが出来たら面白いねと申し上げてしまいました。
授業そのものは難しいかもしれないのですが,あ,ニコニコ生放送で単著のPR企画をやったら面白いかもしれないと思い至りまして,早速下記のように番組枠を確保した次第です。
2016年6月8日(水)19:00より約1時間,出版記念のPR生放送を勤務先の研究室から行いたいと思います。
当日はコメント欄や事前のお便りを頼りにしながら,『日本占領期の学校図書館』の見所や裏話を色々お話しできればと思います。
もし事前のお便りを送ってやっても良いよという優しい方は下記の電子メールまで「ペンネーム」「都道府県名」をお書き添えの上,水曜日の放送開始20分ぐらい前までにメールしていただければ,当日紹介したいと思います。
研究者的には余興というか,ほぼ余計な行為なのですが,たまにはこういう斜め上名PRの仕方もあって良いと思います。最悪の場合は,視聴者数0人のところでひたすら一人語りを1時間という事態も考えられますが,まあ,ふざけすぎず,それでも1時間退屈しないような放送ができればと思います。
とりあえずの方向性は決まっていますが,実際の内容については当日のコメントや小谷を見ながら決めて参りたいと思います。こうご期待。
【2016/06/03 0:01追記】
放送場所の準備風景はこちら。当日はスタッフも出演者も全部1人です。
*1:私の人生こんなパターンばかりですが…。
【告知】単著『日本占領期の学校図書館』を出版します。
どうも。今井です。宣伝します。
1.はじめに
私は色々な仕事や立場を頂きながら日々暮らしています。でも「あなたは何者か」と言われれば迷わず研究者と答えます。学校図書館の研究者で,研究分野は学校図書館史です。
私が人前で何かを表現するとき,「学校図書館」だけを論じることはほとんどありません。宮城県の研修会のタイトルは「学校教育が学校図書館とつながるために」というタイトルでした。
宮城県教育委員会で研修会講師を担当します。 - リブラリウスと日々の記録(はてな版)
学校教育における学校図書館の位置づけの話ということを,かつてこのブログに書いたこともあります。
学校図書館に関する雑多メモ(その1) - リブラリウスと日々の記録(はてな版)
もちろん,その時々で視点や見方は変わります。色々な情報をインプットして興味の方向が変わることもあります。それでも「外から学校図書館はどう見えているのか」というテーマは現れては消えを繰り返しています。
「そんなことはどうでも良いではないか」と思われるかもしれません。でも私にとっては「どうでもよい」ことではなく,一番大切にしたいテーマなのです。大学の学部で卒論に取り組んだときから,そのテーマはずっと私の側にいます。
そのテーマにきちんと向き合ったのが,大学院の博士課程でした。そして今の職場に宿題として持ち込んで,博士論文としてまとめました。
2.本題
その博士論文が,本当に色々な人の助けを借りて,単著として出版することになりました。勉誠出版さんから『日本占領期の学校図書館』と言うタイトルで,もう少しで皆さんの手元にお届けすることができます。
昨日,勉誠出版さんのWebページにも近刊情報として掲載されました。多くの人の助けがなければ,世に出ることすら叶わなかったでしょう。海外の論文の謝辞は1ページを超えて数ページに到達することもあると聞いたことがありますが,もし紙幅が許すならば,どこまでもお名前を挙げつづけたいほどの,感謝の気持ちで一杯です。
ただし単著と言うことは,著作の全ての責任は私にあります。ご批判やご意見は真っ正面から受け止める覚悟です。もちろん出版にあたって準備して参りましたが,正直,足が震えます。怖くないと言えばそれは嘘です。あの箇所はあの分野の専門家にとって十分ではないのではと気にしたり,完膚なきまでに批判されたらちゃんと起き上がれるのかとさえ考えます。
それであっても,私はこの本を皆さんの手元に届けたいのです。私がなぜ「外から学校図書館はどう見えているのか」を気にしているのか,そして私がなぜそれを気にし続けるのか。図書館情報学だけでなく,学校教育学,歴史学といったつながりのある研究者の方,学生さん,色々な方に読んで頂きたいと思うのです。だからこそ書き出しと終わりの文章は,初めましての方に読んでもらうつもりで書きました。ちょっと変かもしれませんが,ぜひお手にとってご覧ください。
表紙は企画通りに行けば,図書館の歴史に興味がある方なら誰しもが知っている「あのアイテム」が背景として使われています。そちらの方もお楽しみに。
3.おわりに
今回の話をTwitterで呟いたところ,多くの方に反応を頂戴することができました。
公式情報解禁。単著出します。一人でも多くの方に手にとってもらえますように。今後しつこくPRするかと思いますがどうぞご容赦&どうぞご贔屓に。 / “日本占領期の学校図書館 : 勉誠出版” https://t.co/6DtA3abDTA #図書館 #学校図書館 #図書館史
— 今井福司『日本占領期の学校図書館』 (@librarius_I) May 11, 2016
Facebookでも沢山の反応を頂戴しました。有り難うございます。何よりの喜びです。反応やご質問については,きちんと向き合って回答していくことをお約束申し上げます。
長文失礼いたしました。また何度か宣伝文句を連ねるかもしれませんが,しばらくお付き合いください。
【参加ログ】「司書教諭資格付与科目実践共有の会」(第1回「学校経営と学校図書館」)
どうも。今井です。
大学で教えるようになったのは,博士課程1年目(2005年)からだったかと思うので,かれこれ10年(実際は飛び石状態なので,8〜9年目くらいだと思いますが)は関わっています。司書教諭科目に初めて関わったのは,博士課程3年目からですから,もう8年は教えています。といっても,毎年のようにホットトピックが移り変わるような分野を扱っている以上,ある年に蓄積をしてその内容で2〜3年教えると言うよりは毎年のように部分改訂を繰り返しているので,蓄積らしい蓄積はほとんどありませんが。
さて,そろそろ一週間経ってしまいますので,中村百合子先生の下記のフォーラム「司書教諭資格付与科目実践共有の会」の参加ログを残しておこうと思います。
続きを読む【お仕事記録】柏市豊四季台講座+司書教諭テキスト執筆
どうも。今井です。
趣味の観劇ブログの方をせっせと更新している間に,お仕事の方でも色々ありました。facebookとかTwitterではチビチビ書いていますが,Blogにまとまっていた方が後で見返しやすいので,短信でまとめておきます。
1.くるるセミナー講師
柏市豊四季台でのくるるセミナー講師(6ページの「大人のための読書会〜新しい本との向き合い方を学ぶ〜」)を担当しています。
参考: http://www.city.kashiwa.lg.jp/soshiki/020300/p026042_d/fil/20151215-p4_7.pdf(6ページに記載があります)
普段は学生さん相手なのですが,今回は様々な世代の方が参加されております。毎週水曜日の午後,4回シリーズです。既に2回目までが終了しておりますが,教えている側も色々な発見がある講座です。私は脱線が大好きなのですが,それは(学生さんの前でもそうですが)避けた方が良いとか,話すスピードはゆっくりが良いとかという当たり前のノウハウに気づくだけでなく,「〜はどうしてこうなっているのか」など本質を考え直す話題まで,それこそ幅広い発見があります。
来週からは私の信頼している実践者の方に登場してもらう予定ですので,今から楽しみです。
2.司書教諭テキスト執筆
樹村房さんの司書教諭テキストシリーズ『学校図書館メディアの構成』の新版で第12章から第14章の執筆を担当しました。この章はいわゆる目録、分類件名の演習部分に相当します。
個人的には学部時代の指導教員だった朝比奈先生の監修、そして学部で最初に司書課程の授業でお世話になった小田先生と名前を並べられることに、格段の喜びを感じております。テキストの内容は旧版を踏まえつつ,NDC10への対応を計り(といっても司書教諭なので大々的には影響はなかったので)若干の修正を加えました。あと,最新の動向としてメタデータの話を少しだけ触れております。
書店でお見かけの際には,是非お手にとってご覧頂ければ(そして購入していただければ)幸いです。
上記の記事には載せられませんでしたが,4月ごろにもう一つ大きなお知らせができる見込みです。また詳細が決まりましたらこちらで報告します。
宮城県教育委員会で研修会講師を担当します。
どうも。今井です。
2016年もどうぞよろしくお願いいたします。今年も色々お仕事の報告とか,イベントの話をここで書き散らかしていくこととなるかと思いますが,おつきあい頂ければ幸いです。
さて,2016年最初の大きな仕事は,宮城県教育委員会主催の学校図書館担当職員の研修会での講師です。なお,一般向けに公開されている物ではなく,自治体内部の職員向けの講習です。たぶん自治体主催の研修会担当はたぶん,生まれて初めて(!)です。嬉しい気持ち半分,下手なことはできない緊張の気持ち半分という所です。なお,内部向けのクローズな研修会ですが,情報そのものはブログに書いて良いとの許可をちゃんと得ておりますので,念のため。
期日は1月21日(木)の13:00〜16:00。東北歴史博物館での実施とのことです。大学の講義ですと2コマ分ということになりますが,既に資料は4コマ分ぐらいになっておりまして,さあ当日はどこをカットしようかという悩ましい状態です*1。
お題は「学校図書館基本講座:学校図書館活用のために学べること,動けることー学校教育が学校図書館とつながるためにー」としています。学校図書館の現在のレビューと学校教育(教育課程)の話で,基本的と思われる前提のお話をあれこれして参ります。レジュメの章立ては今のところ,下記の通りになっています。
第1章:講義を始める前に
第2章:学校図書館に関する政策動向
第3章:「学校教育」に関する教育課程や学校教育の動向
第4章:「つながる」ために必要な要素について
なお研修用にちょっとした企みを考えております。ただ,ネタばらしをすると面白くないと思いますので,これは当日来て頂いた方のお楽しみということにしておきたいと思います。
*1:実際には当日の会場の反応を見て,どこを優先するかはライブで調整します。
【ご恵贈御礼+私的メモ】樹村房『学校経営と学校図書館』をご恵贈頂きました。
どうも。今井です。
立教大学の中村百合子先生から,樹村房『学校経営と学校図書館』をご恵贈頂きました。自分の担当する授業でもメインで使っている教科書でして,ちょうどシラバス執筆の時期でしたので,本当に有り難い限りです。感謝申し上げます。(もちろん自宅用にもちゃんと買おうと思います)
さて,今回のテキストはご本人のブログ投稿ポストでも明らかにされていますが,minor revisionではなく,major revisionとも呼べる改訂が行われています。私自身がまだちゃんと読み込めていないので,第一印象でしかありませんが,前の版と比べてどうだったかということを自分用のメモとして書いておきたいと思います。レビューと言うよりは私的メモなので,詳細は現物をご覧になった上で,ご本人の下記ポストも参照して頂ければ幸いです。
続きを読む第17回 #図書館総合展 の御礼と感謝
こんにちは。今井です。
11月14日(土)の横浜市中央図書館の午前・午後フォーラムをもって,第17回図書館総合展は終了いたしました。図書館総合展運営委員会の運営委員として,そして「白百合女子大学司書課程・司書教諭課程」という出展者として,2つの立場で今回は関わっていました。
自分が11月10日(火)から11月12日(木)の3日間で関わった動きを書き出すと,下記の5つでした。
- 白百合女子大学司書課程・司書教諭課程ブース展示
- 図書館総合展学生のための展示ブースツアー
- ウェルカムボードを使ってPRに活用しよう!
- 横浜市中央図書館フォーラム「人がつなぐ,人をつなぐ学校教育ー可能性とつながる学校図書館へ」
- LDG(Library Drinking Girls)執事
1.白百合女子大学司書課程・司書教諭課程ブース展示と各種対応
白百合女子大学司書・司書教諭課程のブース展示では,今回私が運営委員としていなくなる時間はあったものの,多数のご来場を頂きました。いちいち名簿をつけているわけではありませんが,当日に用意していた名刺を120枚ほどブースの所で配布したこと,同時にブースで配布していたLiLiA Timesがこちらも120部なくなっていました。これに加えて,資料はいらないけれどもと話をさせて頂いた方が記憶している限り30名ほどおりましたので,およそ150名ほどの方とコミュニケーションを取ることができたことになります。
私のいない時間帯については,大学のパートナーであります堀先生につとめて頂いておりましたので,それをカウントするともう少し多くのご来場を頂いたことになるでしょう。本当に多くの方のご来場をいただき,感謝申し上げます。
2.図書館総合展学生のための展示ブースツアー
今回,当日になってから1番走り回ったのはこちらのイベントだったように思います。大学の先生をつけているから,アドリブで回れば良いかと最後まで考えていたのですが,運営委員長のSさんより,企業さんにきちんと話をつけておいた方がよいとのアドバイスを頂きまして,スケジュールに沿って,2日目,3日目は各ブースさんに,私の名前入りのご挨拶状片手にご挨拶回りをして参りました。
名前入りの挨拶状を配布したことによって,私に問い合わせが回ってくるようになり,色々大変ではありましたが,そのおかげで細かいご要望とかに柔軟に対応できたので,結果オーライではありました。Sさんには深く感謝です。
1日4つのツアーで3日間,12個のツアーが動いておりました。3日間合計で218名のご参加を頂きました。昨年のほぼ倍近い人数にご参加頂けました。
ただし,時間が50分と限られていたことから,ツアーで回れなかったブースさんが多くでてしまいました。個別にそれぞれ回るように指導して参りましたが,学生さん向けの人員をおいて頂いたにもかかわらず,また資料を用意して頂いたのにもかかわらず,回ることが出来なかったブースさんには申し訳ない限りです。来年度以降の改善点等ありましたら,今井までご一報頂ければ幸いです。
3.ウェルカムボードを使ってPRに活用しよう!
こちらは私が今回のイチオシ企画として考えていたのですが,当日になって受け付け人員を確保しておくことを忘れておりまして,助手兼受付という恐ろしい状態になりながら,講師と2人でバタバタしながら運営しておりました。ハッキリ言って講師は最高,運営的には失格レベルではありましたが,楽しんで頂けたようであれば幸いです。でも,当日の申込みで5名の追加を頂き,25名の方と一緒に作品を作り上げることが出来たのは企画者として何よりの幸いでした。
ぜひ制作物については,完成後,Blogなどで公開して頂けると講師も私もモチベーションが上がるので,是非お願いします。
4.横浜市中央図書館フォーラム「人がつなぐ,人をつなぐ学校教育ー可能性とつながる学校図書館へ」
今年で4年目を迎える横浜市中央図書館での学校図書館フォーラム。今年は「人」をテーマに構成いたしました。
横浜市の指導主事の方,および神奈川県立田奈高等学校の司書さんという,魅力的な講師に助けられてなんとか会を成立させることが出来ました。お二人に深く感謝申し上げます。
早速,稲城市の議員さんが参加記録をUPしてくださっていて,飛び上がるほど嬉しくなりました。
来年度はどうなるかまだ分かりませんが,ぜひ学校図書館の企画を継続してくださいとのコメントを頂きましたので,前向きに検討したいと思います。
5.Library Drinking Girls執事
楽しいイベントでした。執事の一人として,皆様に楽しんで頂けたのであれば嬉しいです。なお,詳細は空手家ライブラリアンさんのブログに任せた(ぇ。
空手家図書館員の奮戦記(旧・空手家小学生の闘病記): 図書館界最大のイベント・図書館総合展に行こう!(自主企画にもぜひ!)
6.その他御礼
ARGさんの写真集がFlickrにアップロードされていました。私は運営に走り回っていて,ろくに写真を撮れていない人間としては大変嬉しかったです。こういった会場を走り回っていたのだなあと写真を見ながら,ちょっとウルッとしております。
こちらはポスターセッションの様子です。
あと,白百合女子大学の図書館ピア・サポーターLiLiAはポスターセッションだけでなく,会場のあちこちで八面六臂の大活躍だったようですね。関係者としては,いいぞもっとやれというコメントをこんな場で使えるとは思ってもいませんでした。GJ。
図書館総合展は,ただ見るよりも出展者として参加した方が何倍も楽しめるイベントです。今年来訪者として関わってくださった皆様,是非来年は出展者としてお目にかかりましょう。もちろん,来訪者としてもまたいらして頂ければ嬉しいです。皆様,また来年お目にかかりましょう。
なお,来年の日程は下記の通りです。
第18回図書館総合展 教育・学術情報オープンサミット2016
展示会:2016年11月8日(火)~10日(木)
図書館総合展週間:11月6日(日)~12日(土)
会場:パシフィコ横浜
また,色々思いついたら追記して参りたいと思います。ひとまず,全ての皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。