リブラリウスと日々の記録(はてな版)

研究とかイベント運営とかの記録を淡々と。

カレントアウェアネス-E No. 271へ記事を書きました。

総合展の後始末がようやく終わりを見せる中,総合展の準備と並行していて準備していた原稿が公開されました。

E1631 - 米国の公共図書館における高等学校の卒業資格取得プログラム | カレントアウェアネス・ポータル

学校図書館ではなく公共図書館の話題ですが,学校教育との関わりがあるとのことでオファーを頂きました。博士論文執筆後,英語資料と少し縁遠くなっていたのを痛感させられるほど,執筆にはだいぶ苦労しました。それでも世の中に出せたのは,国立国会図書館のTさんをはじめとする,カレントアウェアネス編集部の皆さまのお力があってのことであります。まず御礼申しあげます。第1稿で公開したら,それこそ信用問題に関われるレベルの間違いであるとか,事実確認なども綿密に行って頂いたのは大変ありがたかったです。

とはいえ,他の仕事に忙殺されていて*1,記事の報告がだいぶ遅くなってしまいました。このブログもささくれさんの感想を拝見して,何らかの返答をしなければと思って書き始めた次第です。


カレントアウェアネス-E No.271感想 - ささくれ

さて,この記事を執筆するのに難しかったのは,一企業の取り組みであるからか,意外と資料が公開されておらず,詳細が掴めず踏み込めないという所が数多くあったことです。(真っ先にERICで論文を探しましたが,有効なのは見当たらないなど)

例えば,ささくれさんのコメントにもある,

Career Online High School(COHS)ということばが何を指すのか、Galeとの関係はどういうものなのかが飲み込みづらく、もう少し丁寧に書いてほしかったという気もした。

という所は,証拠が少なく言い切って良いのかどうかというところで修正を繰り返したところです。ただ,高等学校の認証とかはもう少しガッチリ説明すべきだったなと反省しています。

この記事を読む上では,直接参照していないので,掲載はしませんでしたが,参考資料としては,下記のURLの資料1とか,

学校の第三者評価のガイドラインの策定等に関する調査研究協力者会議(第3回) 配付資料:文部科学省

こちらの資料に目を通して頂けると,周辺情報を理解できるので良いかと思います。


労働政策フォーラム【開催報告】/イベント/独立行政法人 労働政策研究・研修機構(JILPT)

その上で,ささくれさんのコメントにある下記の点は,ちょうど最後まで直していたところでして,ごめんなさいとしか言いようがありません。

これらのサービスは全てGale社と“Career Online High School”(COHS)が提携して開設されているプログラムである。

という表現は間違いではないにせよ、COHSはGaleと独立した存在という印象を与えてしまうので不適切ではないかと思ったのですが、なにか誤解してるでしょうか……?>今井先生

当初は,Gale社と書くか,Cengage Learning社と書くかどうかでも何度もやり取りがありましたし,てにをはのレベルでここは何度も直していたところです。ささくれさんの調査・ご指摘はまさに仰るとおりで,現時点において私も当該箇所は「の」方がより良い記載になるだろうと判断します(おそらくは,Gale社の一コースとしてCOHSがあると言うことです)。これは著者の責任箇所でありますので,深くお詫び申しあげます。ごめんなさい。

ちなみに,分量の問題や証拠の少なさで取り上げられませんでしたが,クリントン元大統領が組織するClinton Global Initiative Commitmentとも関係があったようで,その辺の流れも合わせて評価しないといけないかなと考えています。

Due to the Success of Career Online High School, Computer Systems Institute Joins the Clinton Global Initiative Commitment to Action with ed2go and Smart Horizons Career Online Education | Smart Horizons Career Online Education

ともかく,英語を読む力とかがだいぶ落ちていることを痛感させられたので,もし次にオファーを頂けたときには狼狽しないよう,きちんとトレーニングを積んでおきます。失礼しました。

*1:相当忙しかったらしく,Tさんの名字を一回間違えて送っているのが今になって分かりました。ごめんなさい…

第16回 #図書館総合展 の振り返りと感想

どなたかが,図書館総合展の感想はブログに書いた方がよいとの指摘をされていたので,Blogにまとめてみたいと思います。

まず,今回の総合展では以下のお役目がありました。

  • コミュニケーションブースでの出展(うち,1日半は一人でお留守番)
  • 図書館情報学レクチャーシリーズの運営進行・講師役
  • 学生のための展示ブースツアーの運営コンダクター
  • フォーラム「ICTを活かす学校図書館—可能性へとつながる学校図書館へ」のコーディネーター

こんだけ掛け持ちすると,忙しいんだろうなーと思ったのですが,案の定忙しかったです。

【展示ブース】

3日間,こんな感じでお待ちしておりました。日を追うごとに展示が上手くなっていくのが分かりました。初日はウーロン茶のペットボトルの置き場さえなかったくらいでしたので。

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初日と2日目午前中はパートナーの座間先生がお留守番や対応をして下さっていたのですが,お仕事の関係上,あとは一人でお留守番の時間。それもあって,ご飯と飲み物はコミュニケーションブースに朝のうちに搬入して,それを食べるという生活が3日間続きました。個人で持っていた白百合グッズを展示したのですが,それをきっかけで話を聞いてくれる方が多かった印象。ブースには図書館関係者に加えて,学生さんが訪れてくれただけでなく,白百合女子大学の出身者ですと言う方も訪れてくださって,辛いという感じは全くなかったです。2日目と3日目と4日目の朝に起きるのが若干辛かったのは確かですが。

椅子はコミュニケーションブースの場合は,1脚セットされているのですが,ずっと一人でない限りは2脚はあった方が良いですね。

あと各日16:30〜17:00までニコ生をやってみました。

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こんな感じの本格セットを持ち込んだのに,毎日1人での孤独放送。30分間ひたすら喋り続ける誰得な放送。2日目にちょっと盛り上がったし,初日のニコ生を見て2日目に来てくれた学生さんもいたのですが,これちょっと準備が大変だったので,来年以降はもしやるとしたら,機材を減らしてやることを検討したいと思います。実際に映っていたエリアも大して変わらなかったので。

あと,放送中は学生さんの相手ができないことが分かりまして,1人それで挨拶できなかったという失態がありました。今度授業であったときにしっかり謝っておきたいと思います…。

図書館情報学レクチャーシリーズ】

本来は展示ブース前でこっそりやるはずだった思いつき企画から成長して,まさかの公式イベント昇格したミニ講義。3日間とも小規模ながら,先生方の情熱が分かって,とても楽しい3日間でした。ちなみに写真は3日目の千さんの講義中の写真。

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ただし,3日間とも動員数は相手の先生に負けてるんですよねー。ぷんすか。

【学生のための展示ブースツアー】

今回,実は自分の中での優先順位は4番目(フォーラム→レクチャー→ニコ生→ブースツアー)だったのですが,ふたを開けてみれば,手応えはフォーラムと同等,もしくはそれを超えるかもしれないレベルのイベントでした。

学生さんだと,企業の展示ブースを回るのに勇気が出ないという話は前から出ていました。それでも業界研究にはもってこいの場で,もっと活用しても良いのではと言う話は前から出ていました。今回,日向先生の提案に賛同して,私は白百合女子大学の学生さんにどんどん売り込んでいきました。結果として16人からの申し込みがありました。

当日は各日30〜40名が集合し,初日だけは2グループ,それ以降は色んな方を犠牲に協力して頂きながら,教員がツアーコンダクターになって各ブースを回り,教員が解説しながら,必要に応じて企業の方にご説明頂くというスタイルでした。

色々実施については,バタバタありまして,これだけで30分は話せるなというくらいネタはあるのですが,一番笑えないのは,学生に書いてもらうアンケート用紙を用意していないことに,1日目の最後に気づくという大失態。

たまたま運営委員長の計らいで,ツアー開始前に学生さんに便せんが配布されていたことに気づき,急遽それに書いてもらって提出してもらうというくらいの綱渡りで実施されていました。あと,1日目のツアー前には教員が予めブースを回っておき,予習しておくべきだと痛感しました*1

それでも,私はある程度の手応えを得ています。実は大学の学生生協委員会時代(たぶん学部1年生かな)に文具市に生協の店長から誘ってもらったことが有り,そのとき,名刺必須,聞きたいことは堂々と聞いてくるというTipsを教えてもらっていました。そのため,後年,図書館総合展に通い出しても,あまり困らなかった印象があります。要するに,私自身はどこまでニーズがあるか読み切れていなかったのです。

ところが,今回学生に書いてもらったコメントを見る限りでは,予想以上に展示ブースに立ち寄ることが,なかなか踏ん切りがつかず難しい所があったようなのです。また,教員が同行していることで,前提話とかなどを展示ブースの間にいれていたのですが,そのおかげで,1年生で図書館のことを何も勉強していない学生でも,キチンとそのブースの意義とか役割を理解することができていたようです。

来年,この試みが継続できるかどうかはまだ分かりませんが,少なくとも今年参加した学生さんには,こちらの想定以上のものを提供できたのではないかと自負していますでも,一番偉いのは私でも教員でも,運営委員会でもなく,勇気を出して参加してくれた学生さんであることは間違いないです。

【フォーラム】

こちらは前ポストを参照して下さい。伝説とまでは行かないかもしれませんが,少なくとも,素晴らしい講師の皆さまと,フロアの皆さんのおかげで,語り継ぐに値するフォーラムができたと思っています。


第16回 #図書館総合展 のフォーラムへの道(最終回)−フォーラム終わりました− - リブラリウスと日々の記録(はてな版)

【で,結局どうだったのよ】

他のどなたが何と言おうと,喜んでいる学生の顔をあれだけ見られたので,今年の図書館総合展は大成功です。あんなに嬉しそうな顔をたくさん見られたのは,勤務開始以来初めてでした。学生ツアーを通じてもそうでしたし,ブースを出していたおかげで,ツアーに参加できない学生を個別に相手することもできましたし。

色々,出展してみて,Tips記事が必要だと思うことがいくつか出てきましたので,時間を見つけて書いてみたいと思います。それに応じて感想の方も適宜追加していきたいと思います。

 

*1:実は1日目はほとんどアドリブでした

第16回 #図書館総合展 のフォーラムへの道(最終回)−フォーラム終わりました−

こんばんは。今井です。

本日,無事に第16回図書館総合展フォーラム「ICTを活かす学校図書館 —可能性へとつながる学校図書館へ—」のコーディネーターのお役目を無事に果たすことができました。

詳細を振り返る余裕がないほど,脱力しておりますが,手応えははっきり感じています。横山さん,千田さん,前田さん,池口さんのどの話も魅力的で,これだけで90分のフォーラムでも良かったと思うほどのクオリティの高さで,企画して本当に良かったと嬉しくなりながら,皆さんの発表を伺っていました。

しかし,今回の一番私が嬉しかったのは,会場からの皆さんのコメントでした。実は,会場からのコメントは,コメントシート方式ではなく,参加者1名ずつに,20枚程度の付箋紙を配布して,それに発表者ごとの短いコメントを書き込んでもらい,それを講師ごとに用意したイーゼルパッドテーブルトップに貼り付ける方式で収集しました。

こうすることで,コーディネーター一人がコメントシートを独占することもなく,また会場全体でその日に出た疑問や意見をシェアすることができるというメリットがあるのではないかと考えたのです。ただし,会場の方から全くコメントが寄せられなければ,その講師は会場からのフィードバックはないわ,精神的にひどく傷つくわという,会場の皆さんからのコメント量に左右されるギャンブルな取り組みです。

結果,どうなったかというと,嬉しい誤算でした。来場者の皆さま,疑って申し訳ありませんでした。皆さん最高の方ばかりです。残念ながら,余裕がなくて,自分では写真を撮れていないので,ご参加の方のTweetを引用して,どの程度付箋紙が貼り付けられたかを示したいと思います。

これらの全部について,時間内にコメント返しできなかったのは,ひとえにコーディネーターの責任です。ごめんなさい。その代わり,このブログを通じて,必ず講師からのフィードバックは提示したいと思います。

ちょっとしか書かないつもりでしたが,それでもこれだけの文字が出てくるほど,充実した1日でした。何度も何度も繰り返しますが,図書館総合展運営委員会の皆さま,横浜市中央図書館の皆さま,当日は伺えないけれどと情報拡散に協力して下さった皆さま(でもお気持ちだけでとても嬉しかったです),素晴らしい講師である横山さん,千田さん,前田さん,池口さん,本当に本当に有り難うございました。

そして,本日お越し下さり,たくさんのコメントを残して下さった来場者の皆さま,私のフォーラム企画は,皆さまがあって,初めて成立させることができました。お一方,お一方全てに御礼を申しあげることは叶いませんが,深く深く感謝申しあげます。ありがとうございました。

というわけで,この図書館総合展フォーラムへの道も最終回となりました。これだけエキサイティングで,楽しい仕事ができるとは昨年には予想もつきませんでした。来年はどうなるかはまだ分かりませんが,ここまでご覧頂いた全ての方へも,感謝申しあげます。

ではまた—。

第16回 #図書館総合展 のフォーラムへの道(6)−横浜の学校図書館の方へ−

こんにちは。図書館総合展まで残り1週間,私が担当するフォーラムまで残り8日となりました。

さて,11月8日(土)の図書館総合展フォーラム「ICTを活かす学校図書館」ですが,まだお席に余裕があります。どれぐらいかは申しあげられませんが,とりあえず私がこの記事を書くことを思い立つレベル(どんなレベルだ)だと思って頂ければ幸いです。

ICTを活かす学校図書館 | 第16回 図書館総合展

冗談はさておき,講師の皆さんはお一人でもたくさんの人を呼べる方ばかりなので,主にコーディネーターの企画や広報不足に責任があると思っています。講師の皆さまにはご心配をおかけして,申し訳ない限りです。

とはいえ,コーディネーターとして可能な範囲で提供できることは全て出してしまったので,もう裏方話と当日の内容まで踏み込んだ形でしか,提供できる材料はありません。裏方話は後日談で取っておきたい所だったのですが,そうも言っていられないので,できる限りの情報を提供して,最後の追い上げの材料として本記事を書きます。

真剣な話として私がこの話をOKして,企画を考えた理由は,横浜市の学校司書さんのことが頭にあったからでした。昨年10月から小中学校への配置が制度として始まり,色々な期待を持ちながら始まっており,その中で成果も少しずつ生まれつつあります。

横浜市 横浜市学校司書(学校図書館担当職員)を募集します (平成25年10月01日記者発表資料概要)


学校司書配置に効果 本貸し出し1.5倍 横浜市、16年度までに全500校へ | カナロコ

ただ,当初から十分に研修が受けられるのかという問題が指摘されていました。学びたいのに学べないというのは,教育学を仮にもフィールドとしている研究者としては,見過ごせない問題です。でも,どれだけの研修機会やニーズがあるのか,外から見ている限りでは,十分に分かりません。

今回のフォーラムは土曜日(日曜日開催がベストでしょうが,それは無理でした)ということもあって,これはチャンスだなと思っています。学校から見れば外の研修会ですが,もっと学びたいというニーズがあることを示すにはもってこいの場所だからです。

そして,「ICTと学校図書館」というテーマ自体は最初から決まっていました。講師依頼までのタイムリミットを考えると,最初からICT寄りの電子図書館話に振ってしまった方が楽だとも考えました。その中で,私は敢えて他の学校図書館研修会ではやらないような話を講師に要求することにしました。短期的なノウハウ構築ではなくて,長期的な未来の話ができる話題として,「可能性につながる学校図書館」を提示しました。周りに未来の話をする前に,まずは自分たちから未来の話ができるようにしておかないとと思ったのです*1

今回の講師の方は,どの方も将来の話,夢の話ができる方ばかりです。まだ将来なんて考えられないという方も多いのかもしれませんが,横浜市の,特に小中学校で活躍している学校司書さんにはぜひお越し頂きたいと思っています。そしてボランティアの方でも,保護者の方でも,学校図書館に関心があるという方はどなたでも歓迎です。

私は,未来の話ができてこそ,必要だと言うことが強く訴えかけられると強く思います。もし情報が今まで届かなかったと言う方,ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。期間間際であっても,まだ間に合いますので,以下のフォームよりお申し込み下さい。無料で参加できますし,横浜市中央図書館ですから,何か調べ物のついでにでもお立ち寄り頂ければ幸いです。

図書館総合展フォーラム2014 in 横浜 応募フォーム

こんなことをフォーラムの開催前に書いてしまうと,全部台無しなのですが,それぐらいのことを私は考えていました。さて,私が提供できる最後の材料,当日の内容についてです。図書館総合展メールマガジンに寄稿した内容を最後に転記して,あとは当日まで最後の広報につとめたいと思います。それでは。

*******

皆さんは、ICTを活かした学校図書館と聞いてどんなイメージを持つでしょうか。タブレット端末を使った授業実践?インターネットの授業活用?確かにどれもICT活用でしょう。でも、ICTをうまく使えば、もっと色々なことが可能になるはずです。今回のフォーラムでは、そんな可能性につながる学校図書館をご覧に入れたいと思います。

講師から到着した事前資料には、
・学校司書が学び続けること
学校図書館をPRする=学校図書館の「当事者」になってもらう
・NDLサーチ(国立国会図書館の全国書誌データ)を使えるようになって
・(電子黒板を)機器から空間装置へ
という魅力的なフレーズが並んでいます。

おそらく、2014年の学校図書館イベントのどこを見渡しても、これだけの話が一度に聞ける場はここにしかありません。バラエティに富んだ提案の後には、パネルディスカッションを行います。ここでは、普通の講演会ではやらないある試みを行ってみたいと思います。もし上手くいったならば、普通の講演会よりもずっと多くのコメントが共有できる場になるはずです。

後日の記録を見れば良いという方、ちょっと待ってください。ホールの外は、横浜市中央図書館です。もし、横浜市中央図書館の蔵書の中から、講師が知らなかった本を1冊でも見つけることができたならば、その瞬間、フォーラムの講師をあなたは超えることができます。フォーラムの内容を多くの方に聞いていただけることもうれしいですが、聞いた人がその場でステップアップできるなら、コーディネーターとしてこれ以上嬉しいことはありません。

*1:その前に待遇改善をと言いたくなるとは思いますが,味方を増やすためには夢のある話をできないとという意識は常にあります。

#図書館総合展 白百合女子大学司書課程ブースについて(ニコ生もあるかも)

ども。

いよいよ図書館総合展まであと1週間となりました。すっかり宣伝を忘れていましたが,そもそも今年の図書館総合展は,私の所属先である白百合女子大学司書課程が,コミュニケーションブースに出展するという所から話が始まっています。


白百合司書課程第16回図書館総合展への道

詳細は別途Tumblrのページをつくって広報しているのですが,個別のページに,はてブが貼りにくいので,こちらのブログ記事でも広報しておきます。

今のところ,下記の展示を行う予定です。

意外と盛りだくさんですね。あと,どうしても図書館総合展に来られない学生さんのために,各日もっとも閑散とする比較的余裕のある16:30〜17:00までの間,もしインターネット回線が繋がればという限定付きですが,ニコニコ生放送(ユーザー生放送)をコミュニケーションブースから仕掛けてみたいと思います。


りぶらりうすのニコ生-ニコニコミュニティ

といいながらも,ニコ生配信は経験が無いので,とりあえずコミュニティだけはつくって試験放送からちびちび始めております…。何かアドバイスがありましたら,熟練者の方是非よろしくお願いします。

あとは,直前に何か面白い企画を別途仕掛けるかも知れません。その場合には,随時ブログ等でお知らせいたしますので,どうぞよろしくお願いいたします。

追伸:

各日,今井は11:30〜14:45までブース不在です。パートナーの座間先生は水曜日にブースにいらっしゃる予定でございますので,訪問予定を立てていらっしゃる方は参考になさって下さい。

*1:需要なさそう…

【日常記事】勤務先の白百合祭をふらふらしてみたよ。

色々受け持ちの学生さんが頑張っていると伺っていたので,勤務先の白百合祭をふらついてみました。Twitterで記録をとると流れてしまうので,とりあえずまとめてみます。

(↑の補足)避難経路を説明するアナウンスです。入学式と卒業式には必ず流れるので,全員は一度は聞いたことがあるアナウンスです。実際にはプロジェクターで避難経路を投写しながら説明するのが前提なので,音声だけで聞くと何か残念感が漂う状況になって参ります。

大森靖子さんのLiveは本当,終わった後,スカッとするご機嫌(適切かどうかわかりませんが,少なくとも私にとってはご機嫌でした)なライブでした。パフォーマンスがすごいだけでなく,一流のテクニック,そして歌詞の一つ一つがぶつかってくる,強烈なひととき。Twitterにも書きましたが,本当企画した学生さんはGJです。

その後,Twitterがくじらさんを出現させていたようですが,ライブ時間中だったので気づかず。最後にもう一度LiLiAさんのブースでご挨拶をして,大学を後にしました。

昨年の白百合祭はちょっと参加する程度だったのですが,みんなで色々掛け持ちしながら手作りで,でもちゃんと個性は発揮するタイプの学園祭です。他の人は何というかわかりませんが,私は大好きなタイプです。

0から1を作り出す学生さんに元気づけられた気がします。明日は諸事情によりうかがえませんが,すべての学生さんが最高のパフォーマンスを発揮できるよう祈っております。ありがとうございました。

初めて #図書館総合展 に行く予定の学生さんへ

ども。図書館総合展まで,あと12日となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて,自分の本務先で図書館総合展に初めて行きますーという学生さんのために,帰宅途中の電車で,あれこれメモを書いていたのですが,もしかして,これTipsとして「Blogに公開した方がみんなのためになるんじゃね?」と思いましたので,思いついた順にがりがり書いてみることにしました。*1

 1.会場への行き方

とりあえず,みなとみらい線東急東横線)の「みなとみらい」駅を目指しましょう。JR根岸線京浜東北線)の「桜木町」駅からも行けますが,歩きながら考えをまとめたいという人以外は,「みなとみらい」駅を推奨です。新宿から湘南新宿ラインの接続が良ければ,乗り換え含めても大体45分〜60分ぐらいで到着しますし,渋谷からだと東急東横線の特急乗り換えなしで31分です。

みなとみらいの駅からは,徒歩3分とありますが,今回の会場は展示ホールDというパシフィコの中でも一番駅から歩くポイントなので,ゆっくり歩く人は10分ぐらいは見ておいた方が安全でしょう。

(2014/10/25 8:36追記ここから)
横浜線で橋本・八王子方面からいらっしゃる場合は,菊名で東急東横線乗り換えが良いでしょう*2。ただし,新幹線で静岡以西からいらっしゃる方は,横浜市内の駅ならどこでも下車できる特定区間の切符をお持ちの場合が多いかと思うので,新横浜から横浜線に乗り換えてそのまま横浜まで出ましょう。新横浜からの乗り換えについては,接続が悪い場合が多いので,上記の所要時間に+20分しておけば安心して移動できるかと思います。高速バスだと横浜はYCATというターミナルに着きます。多少歩きますので,こちらも所要時間を少し余裕を持って見積もっておくと良いでしょう。

YCAT(横浜シティ・エア・ターミナル)のオフィシャルページ

(追記ここまで)

パシフィコ横浜へのアクセスは公式Webにも出ていますが,お勧めは下記のWebサイト。間違えやすいポイントの説明があるだけでなく,毎年独り者を切ない気持ちにさせるクリスマスツリーまでキチンと説明が網羅されています(何)。*3


会場への行き方 - さぽっと

2.招待券のゲットの仕方

図書館総合展では,入り口の所に警備員さんがいて,入場パスをチェックしています。入場パスがないと会場には入れませんので,注意して下さい。この入場パスは入り口で招待券と引き替えになります。

えっ?招待券なんか持っていないよという方,大丈夫です。入り口にテーブルと招待券の束がおいてありますので,そこで記入してから受付に持っていけばちゃんと入れます。

ただし,住所とかを記入する欄が多いですし,色々ブースやフォーラムの事前情報が載っているので,事前にゲットしておくことをお勧めです。もし,自分の大学で,フォーラムとかブースを出している先生やポスターセッションに出展している図書館の人がいたら,「ありませんか?」と聞けば,たぶん快く譲ってくれるはずです。(なお,白百合女子大学の学生さんは別途メールで受け渡し方法を連絡していますので,メールをご確認下さい。)

招待券をゲットしたら,まずはフォーラムとブースのページを見てみましょう。たくさん数がありますね。そして,フォーラムのページを開けて,面白そうなのがないかなーと探してみることをお勧めします。もしフォーラムに参加できる時間があるならば,Webから参加登録もしてしまいましょう。おそらく,どのフォーラムも大学のレポートだったら,確実に1本は書けるネタを提供してくれますので,確実に元は取れます(ぉ。

3.名刺を作っておこう!

図書館総合展で,学生さんにお勧めしておきたいのは自分の名刺を作っておくことです。「総合展の展示ブースでは名刺が貨幣代わりである」という格言があるくらいです*4。冗談はさておき,興味を持った展示ブースで色々資料を頂いてくる時には,「お名刺を頂戴できますか?」と高確率で言われますし,そうでなくても新しく知り合った方と連絡先を交換するときに大変便利ですので,名刺は持っておいて損はありません。

3.1 自作名刺のススメ

お店で1からちゃんと作ろうとすると結構高くなってしまいがちなので,名刺なんか作ったことがないよーという学生さんにお勧めなのが,自作の名刺です。

例えば,文房具屋さんに割とおいてあるインクジェットプリンタ用の名刺用紙を1セット買ってきます。とりあえずインクジェット用であれば何でも大丈夫ですが,ここではA-ONEさんの名刺用紙をお勧めしておきます。(51002とか,インクジェットプリンタで売っているのなら何でも大丈夫です。大体1000円も出せばおつりが来ます。)

A-ONEさんの用紙がお勧めなのは,「ラベル屋さん」というこの用紙専用のラベル・シール作成ソフトが無料で使えることです。インターネットとインクジェットプリンタにつながったパソコンなら,用紙さえ買ってくれば,すぐ名刺が作れます。


ラベル屋さん9の特長|はじめての方へ|ラベル屋さん.com

もし名刺に何を書いたら良いか分からないと言う学生さんは,とりあえず,ラベル屋さんのテンプレートを見ながら,色々考えましょう。こまったら,Google 画像検索で「名刺 学生」とか入れて探すと,よさげなサンプルがいくつか見つかります。

3.2 名刺に何を書くの?

基本的には,名前と所属,それからメールアドレスはしっかり書いておきましょう。あと,TwitterとかFacebookも書ける場合は書いておいたり,興味のある分野とか自己アピールが書ける人はどんどん書いておきましょう。なお,メールアドレスは今自分が使っているスマホや携帯のアドレスをいきなり書くよりは,大学のアドレスを書いたりした方が良いかと思います。スマホや携帯のアドレスは変わってしまって連絡が取れなくなることが多くて迷惑をかけてしまう場合があるかもなので。

あと,女性とかで変なメールが来たら困るな…という方は,図書館総合展用に新しくYahoo!Googleでメールアドレスを取得するというのも手です。ただし,図書館総合展が終わってから,2週間くらいはちゃんとチェックしておきましょう。もしかしたら知り合った方からメールが来ているかもしれませんので。

4.会場へ入ったら何をしたら良いの?

まずは受付でガイドブックがもらえるので,ガイドブックを見ながら,展示ブースを色々眺めて歩きましょう。おそらく,大学の司書課程の授業を取っているだけでは分からない,多種多様なお仕事が並んでいることが分かります。大学2〜3年生のかたは,就職のための業界研究だと思って,知らない企業でも何をやっているところなのかくらいは掴んでくることお勧めです。

ちょっと企業さんのブースはコワいなという方は,ポスターセッションを見て回りましょう。皆さんと同い年くらいの学生さんがポスター展示をしていたりしますし,色々な情報収集にはもってこいです。

それから,今年はコミュニケーションブースで大学の先生が複数ブースを出しています。私は,白百合女子大学青山学院大学,その他非常勤先の学生さんでなくても,ウェルカムですので,会場で見かけたら声をかけて下さい。無視したら後ろから跳び蹴りをしていただいてもOKです(ぉ

それから,展示ブースに一人で行くのがコワいという方,そういう方にお勧めなのが,学生のための展示ブースツアーです。大学の教員が引率して,見ておくべきブースを紹介して回ります。今からでも申し込みは間に合いますので,一人ではコワいという方はぜひどうぞ。


学生のための展示ブースツアー | 第16回 図書館総合展

5.では会場でお目にかかりましょう!

図書館界コミケと呼ばれる図書館総合展。11月5日(水)〜11月7日(金),パシフィコ横浜展示ホールDで,学生の皆さんとお目にかかれるのを楽しみにしています。

それでは。

*1:あと,学生さん向けのメールもBlogを見ろで済むという一石二鳥。メールが長いと見る気無くしちゃいますし。

*2:普段使わないので所要時間は別途Webの乗り換え案内をお使いください・・・

*3:あと「シーバス」は,たっぷり時間のある上級者向けの乗り物です。

*4:ないない。