【御礼とまとめ】2016年を振り返って
どうも。今井です。
2016年もお世話になりました。今年は諸事情により(厳密には欠礼ではありません…。詳細は趣味編の5をご覧下さい。)年賀状を書かないこともありまして,少し落ち着いた時間を過ごしております。何年かできていませんでしたが,今年の振り返りを少しだけ。なお,番外編として趣味バージョンもまとめてこちらに掲載します。
【お仕事編】
- 単著『日本占領期の学校図書館』を出しました。
色々ありましたが,これが一番のトップニュースです。博士課程に在席しているときの夢の一つが博士論文を書いて単著出版だったので,夢が叶いました。この夢のために勉誠出版のOさんを始めとして,数多くの方のご尽力を戴いたことをここに改めて御礼申しあげたいと思います。
出版してから色々至らなかったところを反省したりもしましたが,現時点での出し切れるものはここに集結させられたと思います。ただし研究上のストックを全て使い果たしている状況でもありますので,何とか来年はこの続きを少しでも進めたいと思います。色々,他分野でよくして頂くことはあるのですが,学校図書館史を専門としてこその全てだと思っています。
- Library of the Year 2016のプレゼンターを担当しました。
ブログではすっかり御礼を申しあげそびれていたのですが,第18回図書館総合展において開催されたLibrary of the Year 2016で,東京学芸大学学校図書館運営専門委員会のプレゼンターを担当して参りました。優秀賞とオーディエンス賞の2つを戴き,プレゼンターとしては本当にホッとしております。未だに動画を見返すと当日のことを思い出して足がすくみます。会場に到着した後はまだ良いのですが,当日の事前打合せでは明らかに表情が死んでいて,緊張しきりだったことばかり思い返されます。でも,自分の発表で喜んで頂ける人がたくさんいたのであれば,そんなことはどうでも良いと思います。
本プレゼンについての感想やコメントはIRIのページに掲載して戴いているので,そちらをご確認下さい。
- 宮城県で研修会講師をやってきました。
ついこないだと思っていたら,何と2017年1月21日(木)の出来事でした…。学校図書館だけでなく,むしろ教育課程の話を中心にさせて頂きました。これを担当したときには,教育課程論を現在受け持っていない自分が担当して良いのか…と思っていましたが,色々ご縁がありましてその不安も解消されることになりました。来年早々に知識のアップデートを計る必要がありそうです。
宮城県教育委員会で研修会講師を担当します。 - リブラリウスと日々の記録(はてな版) - カーリルタッチ!を使ったオープンキャンパス企画をやってきました。
たぶん,今年単著出版に続いて一番時間をかけたのがこの企画だったと思います。本企画の実現並びにPRにご協力頂いた,ブレインテックの皆さま,白百合女子大学入試広報課の皆さま,事務局長室の皆さま,およびスマホ企画有志の学生さんには深く深くお辞儀して御礼申しあげます。アフターフォローがいまいちできていませんが,もっともっと面白くできる感触だけはハッキリと覚えています。
- 2016IASLで発表してきました。
国際大会の発表は博士課程にいる間だけで他にチャンスはないだろうな…と勝手に思っていましたが,本務先のサポートもありまして,学校図書館の国際大会で白百合女子大学教育プログラム推進助成での成果を発表してくることができました。何年かぶりの英語発表でしたが,最低限のラインは維持できたかと思います。ただこの程度を当たり前に積み重ねていかないとと決意を新たにしたのも確かです。共著者のアン・マクナイト先生,岩政伸治先生,田畑邦治先生にはチャンスを戴いたことを改めて御礼申しあげます。加えて,英語校正のエディテージ,資金のサポートをして頂いた白百合女子大学の教育プログラム推進助成にも深く感謝申しあげます。
- SLiiiCサマーワークキャンプ2016を開催しました。
お仕事編の部活動の1つである,SLiiiCサマーワークキャンプも白百合女子大学での2016年度の開催を無事進めることができました。イベント全体の報告書は年明けの出版を目指して作業進行中です。毎年違う題材で,他の団体がやらないような内容を毎年取り組むというコンセプトでここまで続けられたのも,ご支援や応援をして下さっている皆さま,ならびに代表を始めとする度量の深いスタッフのおかげです。ありがとうございます。
SLiiiCサマーワークキャンプについては,Togetterにこうやってまとめがしっかり残っています。学校図書館関連の研修会は1年経ったら存在すら忘れられてしまうものが少なくない中で,こうしてネットの世界に記録を毎年残していけることは歴史を研究しているものとしてできる精一杯の抵抗だと思います。
- 図書館総合展2016を無事開催できました。
今年はよく見たらブログ記事を上げていなかったのですが,今年は図書館総合展で,これだけの仕事をしていたようです。
・学生ツアー
・自大学ブース出展
・コラーニングフォーラム
・Library of the Year2016
・メーカーズ・ラボ「ウェルカムボード」
一緒に参加してくれる学生さん達の楽しそうな顔に励まされて,3日間走り抜けました。来年もさらに改良を加えてあの場に挑みたいと思います。 - 日本図書館情報学会の研究大会でシンポジウムのパネリストを担当しました。
第64回日本図書館情報学会研修会で「学校図書館への研究的アプローチ」というテーマでパネリストを担当してきました。レビューということは,誰でも当たり前のように取り組んでいることで,今更発表の価値があるのかとも思いました。でも,パネリスト,コーディネーターの皆さまに迷惑をかけながらも何とか乗りきることができました。感謝です。スライドはGoogleスライドで公開中です。
第64回日本図書館情報学会研究大会 日本図書館情報学会: Japan Society of Library and Information Science
- 司書教諭の教育実践シンポジウムで発表してきました。
立教大学の中村百合子先生主催のシンポジウム「司書教諭資格付与科目の教育実践を検討する」で司書教諭講習科目「情報メディアの活用」の話題提供をして参りました。FBにも書きましたが,私個人としては,発表中は楽しかったという感触があったのですが,振り替えると自分の勘や思い込みで語っている部分が多くあったので,楽しいだけではダメだなと反省しています。
- 勉強会@中央線NEOで発表してきました。
10番目に書きましたが,刺激的で楽しかったのでもっと上でも良いかと思うのが,こちらのイベントでした。アウェイで発表して批判や建設的なコメントをもらえることは,準備負担や当日の負担があっても継続していくべきだと思いました。発表会場にいち早く着いてしまって,会場周辺の街を歩いているうちに迷子になりかけたこととか,会場にタブレット端末を置いてきてしまって翌日取りに帰ったことですら良い思い出です(汗)。
他にもたくさんの仕事をやってきたのですが,ひとまず思い出に残っている順から挙げていくとこの10個に収まるかなと思います。そうそう,本務先や非常勤先での学生さんとの講義や演習でのやり取りは個々のエピソードが書けないため,ここには載せませんでしたが,今年一番の時間を割いた活動であることは言うまでもありません。おつきあい頂いている学生さん達には感謝感謝です。
【趣味編】
- 24公演,46ステージの舞台を拝見しました。
例え「仕事しないで演劇ばかり観て」と陰口をたたかれようが,今年も演劇をたくさん観てきました。昨年比10ステージプラスですが,12月に1公演も行けなかったのはちょっと悔やんでいるところです。
演劇やコンサートやプロレスの観劇・鑑賞・観戦記録(2010年以降) - リブラリウスと趣味の記録
Corichさんで舞台芸術アワードというのを開催していたので,そちらにも投票してきました。結果として,劇団ショウダウンさんと劇団壱劇屋さんに集中しましたが,今年拝見したどのステージも終了後には大満足であった事を申し添えておきます。どんなものでも何かを作れる人はスゴい人達です。
- Raspberry Pi2にVolumioを入れて遊んでました。
授業に使うつもりで放置していたRaspberry Pi 2にVolumioというOSを入れてUSBオーディオアダプターを付けたら,良質なジュークボックスになりました。もうそろそろ2ヶ月ですが,まだ普通に電源を入れて枕元で動かしています。
- 大阪から来たチラシ配付ご一行様のチラシをもらってきました。
劇団壱劇屋さんの大阪公演しかしない2作品のチラシを東京でもらうという,今から考えても訳が分からない企画にそのまま乗っからせて頂きました。結果,観に行かないつもりだったシャドウトラフィックと独鬼の2つを観に行くことになったので,PRというのは奥が深いと思いました(小並感)。
渋谷に向かっています。近くにいるよ、という方がもしいらっしゃいましたら、お気軽にリプライください!秋公演の出来立てホヤホヤチラシを持ち歩いてます!(西分)#チラシ旅
— 壱劇屋 (@ichigekiya) 2016年7月5日 - 舞台上で切られてきました。
劇団壱劇屋さんの「独鬼」アフターイベントで殺陣講座というのがあり,舞台上で切られてきました。あっさり書いていますが,高校時代に演劇部を辞めてから20年間,舞台に立つのは1つの夢だったので,個人的には無茶苦茶嬉しかったのです。 - PS4+FF15に年末休みを溶かしました。
全文略。タイトル通りです。イグニス良いですなぁ。
【まとめ】
- 夢が叶った1年でした。感謝。しかも,一人じゃできないことを様々な助けを借りて成し遂げられました。感謝感謝。
- とはいえ,夢が実現したらまたやってみたいことが沸々と。やる気がある間の時間があまりにも足らない感じです。
- というわけで,来年どうするか考えているのですが,研究方面強化+趣味充実の方針を立てつつ,余計な負担になっているモノをちゃんと整理していこうと思っています。
ではでは,残り僅かですが,皆さま良いお年を。2017年もどうぞよろしくお願いします。