リブラリウスと日々の記録(はてな版)

研究とかイベント運営とかの記録を淡々と。

(2017年版)初めて #図書館総合展 に行く予定の学生さん,職員さんへ

ども。今井です。

図書館総合展まで,あと10日を切りました。皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて,以前学生さんのために書いた図書館総合展入門記事ですが,2年経過したので,色々変更点がありましたので,アップデートしながら再投稿します。なお,今年は図書館総合展のブースツアーが学生さん以外でも参加可能な時間帯ができましたので,タイトルもちょっと変更してみました。

 0.何のために行くのか

図書館総合展に興味を持っている方は,何のために図書館総合展に行くの,というかそれ美味しいの?という方は流石にいないと思いますが,行かない方に何しに行くのかと聞かれた時用のテンプレートをおいておきます。

真面目な話が通じる方向け

  • ブースには図書館や学術情報に関わる企業や団体が沢山出展している。将来の就職活動に向けて,業界研究するため
  • フォーラムを通じて図書館や学術情報に関わる最新の動向がつかめる。自分自身の知識を深めるため
  • 学生向けにはブースを巡る学生ツアーが用意されていて,1人で行っても孤立しない。
  • 図書館や学術業界の最先端を走っている方達とコミュニケーションを取るため

やや疑いの目を向けられた場合向け

  • 図書館や学術情報に関わる企業や団体が100以上出展している。年1回しかない,業界最大手のイベントである。
  • 来場者は昨年3万人を超えていて,6700平方メートルの会場に展示ブースがひしめき合っている。短時間ではまわりきれないほどの情報が詰まっている。
  • 図書館総合展運営委員会は大学教員や企業の責任者が多く参加しており,そもそも怪しい集まりではない*1し,そもそも入場料は無料だし,展示ブースを巡る展示ブースツアーも参加無料で,今年から学生さんでなくても参加可能。

ノリで何とかなるパターン

  • ともかく楽しそうだから,行ってきます!

 1.会場への行き方

とりあえず,みなとみらい線東急東横線)の「みなとみらい」駅を目指しましょう。JR根岸線京浜東北線)の「桜木町」駅からも行けますが,歩きながら冬の横浜を満喫したいという人以外は,「みなとみらい」駅を推奨です。新宿から湘南新宿ラインの接続が良ければ,乗り換え含めても大体45分〜60分ぐらいで到着しますし,渋谷からだと東急東横線の特急乗り換えなしで31分です。

みなとみらいの駅からは,徒歩3分とありますが,今回の会場は展示ホールDというパシフィコの中でも一番駅から歩くポイントなので,ゆっくり歩く人は10分ぐらいは見ておいた方が安全でしょう。

横浜線で橋本・八王子方面からいらっしゃる場合は,菊名東急東横線乗り換えが良いでしょう*2。ただし,新幹線で静岡以西からいらっしゃる方は,横浜市内の駅ならどこでも下車できる特定区間の切符をお持ちの場合が多いかと思うので,新横浜から横浜線に乗り換えてそのまま横浜まで出ましょう。新横浜からの乗り換えについては,接続が悪い場合が多いので,上記の所要時間に+20分しておけば安心して移動できるかと思います。高速バスだと横浜はYCATというターミナルに着きます。多少歩きますので,こちらも所要時間を少し余裕を持って見積もっておくと良いでしょう。

YCAT(横浜シティ・エア・ターミナル)のオフィシャルページ

パシフィコ横浜へのアクセスは公式Webにも出ていますが,お勧めは下記のWebサイト。間違えやすいポイントの説明があるだけでなく,展示ホールへおりるエスカレーターまでちゃんと指摘されています(なお総合展は展示ホールDでいちばん奥です)。

みなとみらい駅からパシフィコ横浜の「ハンドメイド・メイカーズ」会場への行き方 - ハンドメイド作家お助け隊

2.招待券のゲットの仕方

図書館総合展では,入り口の所に警備員さんがいて,入場パスをチェックしています。入場パスがないと会場には入れませんので,注意して下さい。この入場パスは入り口で招待券と引き替えになります。

えっ?招待券なんか持っていないよという方,大丈夫です。入り口にテーブルと招待券の束がおいてありますので,そこで記入してから受付に持っていけばちゃんと入れます。

ただし,住所とかを記入する欄が多いですし,色々ブースやフォーラムの事前情報が載っているので,事前にゲットしておくことをお勧めです。もし,自分の大学で,フォーラムとかブースを出している先生やポスターセッションに出展している図書館の人がいたら,「ありませんか?」と聞けば,余っているはずなのでたぶん快く譲ってくれるはずです。

招待券をゲットしたら,まずはフォーラムとブースのページを見てみましょう。たくさん数がありますね。そして,フォーラムのページを開けて,面白そうなのがないかなーと探してみることをお勧めします。もしフォーラムに参加できる時間があるならば,Webから参加登録もしてしまいましょう。おそらく,どのフォーラムも大学のレポートだったら,確実に1本は書けるネタを提供してくれますので,確実に元は取れます(ぉ。

3.名刺を作っておこう!

図書館総合展で,学生さんにお勧めしておきたいのは自分の名刺を作っておくことです。昨年も申し上げましたが「総合展の展示ブースでは名刺が貨幣代わりである」という格言があるくらいです*3。冗談はさておき,興味を持った展示ブースで色々資料を頂いてくる時には,「お名刺を頂戴できますか?」と高確率で言われますし,そうでなくても新しく知り合った方と連絡先を交換するときに大変便利ですので,名刺は持っておいて損はありません。

3.1 自作名刺のススメ

お店で1からちゃんと作ろうとすると結構高くなってしまいがちなので,名刺なんか作ったことがないよーという学生さんにお勧めなのが,自作の名刺です。

例えば,文房具屋さんに割とおいてあるインクジェットプリンタ用の名刺用紙を1セット買ってきます。とりあえずインクジェット用であれば何でも大丈夫ですが,ここではA-ONEさんの名刺用紙をお勧めしておきます。(51002とか,インクジェットプリンタで売っているのなら何でも大丈夫です。大体1000円も出せばおつりが来ます。)

A-ONEさんの用紙がお勧めなのは,「ラベル屋さん」というこの用紙専用のラベル・シール作成ソフトが無料で使えることです。インターネットとインクジェットプリンタにつながったパソコンなら,用紙さえ買ってくれば,すぐ名刺が作れます。


ラベル屋さん9の特長|はじめての方へ|ラベル屋さん.com

もし名刺に何を書いたら良いか分からないと言う学生さんは,とりあえず,ラベル屋さんのテンプレートを見ながら,色々考えましょう。こまったら,Google 画像検索で「名刺 学生」とか入れて探すと,よさげなサンプルがいくつか見つかります。

あと,最近ではネットの業者さんでテンプレートにちゃちゃっとデータを入れると安価でかつ迅速に送ってくれる業者さんもありますので,検討してみてはいかがでしょうか。名刺がないですと挨拶するよりはあって渡せた方が100倍よいです

*【2017/11/03 21:53追記】ASKULは法人登録のハードルがあるので,デザインパックにリンクを差し替えました。*

www.designpac.jp

3.2 名刺に何を書くの?

基本的には,名前と所属,それからメールアドレスはしっかり書いておきましょう。あと,TwitterとかFacebookも書ける場合は書いておいたり,興味のある分野とか自己アピールが書ける人はどんどん書いておきましょう。なお,メールアドレスは今自分が使っているスマホや携帯のアドレスをいきなり書くよりは,大学のアドレスを書いたりした方が良いかと思います。スマホや携帯のアドレスは変わってしまって連絡が取れなくなることが多くて迷惑をかけてしまう場合があるかもなので。

あと,女性とかで変なメールが来たら困るな…という方は,図書館総合展用に新しくYahoo!Googleでメールアドレスを取得するというのも手です。ただし,図書館総合展が終わってから,2週間くらいはちゃんとチェックしておきましょう。もしかしたら知り合った方からメールが来ているかもしれませんので。

4.会場へ入ったら何をしたら良いの?

今年は受付でガイドブック・・・ではなく,公式アプリでの配信となりました。アプリをインストールして情報を眺めながら,展示ブースを色々眺めて歩きましょう。おそらく,大学の司書課程の授業を取っているだけでは分からない,多種多様なお仕事が並んでいることが分かります。大学2〜3年生のかたは,就職のための業界研究だと思って,知らない企業でも何をやっているところなのかくらいは掴んでくることお勧めです。初めての職員さんは,こういう関連企業があるのかと言う情報収集と共に,最先端のサービスに触れて刺激を受ける場として頂ければとても嬉しいです。

ちょっと企業さんのブースはコワいなという方は,ポスターセッションを見て回りましょう。学生さんがポスター展示をしていたりしますし,色々な情報収集にはもってこいです。

それから,今年はコミュニケーションブースで大学の先生が複数ブースを出しています。私は,白百合女子大学青山学院大学,その他非常勤先の学生さんでなくても,ウェルカムですので,会場で見かけたら声をかけて下さい。無視したら後ろから跳び蹴りをしていただいてもOKです(ぉ

それから,展示ブースに一人で行くのがコワいという方,そういう方にお勧めなのが,展示ブースツアーです。大学の教員が引率して,見ておくべきブースを紹介して回ります。今からでも申し込みは間に合いますので,一人ではコワいという方はぜひどうぞ。

時間帯によって対象者が違いますので,ご確認の上,お申し込みくださいませ。

www.libraryfair.jp

あと,事前の情報収集は総合展ラジオがオススメです。何と第4回目まで無料で聞けます!これを聴いてワクワクしながら会場へと向かいましょう。

www.youtube.com

5.では会場でお目にかかりましょう!

図書館界の一大イベント図書館総合展。11月7日(火)〜11月9日(木),パシフィコ横浜展示ホールDで,学生の皆さんとお目にかかれるのを楽しみにしています。

それでは。

*1:はずですよ…。

*2:普段使わないので所要時間は別途Webの乗り換え案内をお使いください・・・

*3:ないない。